料理のハードルを低くする料理研究家 yukari
~ Cooking Hardle More Lower ~

⑧【農家民宿ゆうがの杜】人吉球磨に伝わる郷土料理「イノシシの骨かじり」とは?

熊本県・人吉市にあるひまわり亭を拠点に
人吉球磨地域を中心として、地域で古くから伝わる郷土食と命の大切さを伝える活動を
全国に広めるために日々走り回っておられる本田節さんの「キッチンカーで節ちゃんがいく」 動画。

 

今回は熊本県球磨郡多良木町にある、農家民宿 「ゆうがの杜」のゆうこさんちに
お邪魔しました。

多良木町ののどかな田園風景とともに、薪をくべて作る猪の料理。
今回はジビエ料理がテーマで、その1回目がこの地域に伝わる郷土料理、”猪の骨かじり”。

 

牛、豚といった「畜肉」が発する温室効果ガスの排出は車、電車、飛行機といった輸送機関を全て合わせても勝てないくらい多い現実。
農作物に影響を及ぼし、増え続ける猪や鹿といったジビエにシフトすることで環境保護の一助となります。

もう少し踏み込むと・・・

農作物から害獣を守るため猟師さんが駆除するジビエ達。
動物達にも命があります。でも人間も作物を作って食べなければならないんですよね。
駆除はかわいそうだけど、増え続けると農作物に影響を及ぼしてしまう。
だから駆除しなければならない・・・悲しいけれど。

それが「感謝して「命を頂く」ということ」なんだと、ベジタリアンアドバイザーになるときに学びました。
同じことを節さんも仰っておられましたね。

今回の撮影は12月の寒い日でした。火の回りにスタッフが集まり、
焼き芋や焼き椎茸を火の中に入れて作ったんですが、美味しかったこと!

美しい自然のなかで、薪をくべたところでたわいもない話をしている田舎の夕方の、
穏やかに流れる時間が、私にとってはとても忘れられない素敵な想い出になりました。

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