料理のハードルを低くする料理研究家 yukari
~ Cooking Hardle More Lower ~

ひまわり亭”MOTTAINAI”プロジェクト

9月から携わっている熊本県人吉市の農村レストラン&農泊施設『ひまわり亭』。
本日11月21日、オープニングイベントが開催されました。
今日はその様子を。

ひまわり亭は1998年から人吉で農村レストラン&人吉球磨の郷土料理教室として
地域の豊富な資源を余すところなく使ったお料理でもてなしながら
オーナーの本田節さんが地域の女性達の交流の場として切り盛りされておられました。

しかし、2020年7月のあの人吉球磨地域を襲った水害で大きな被害を受けてしてしまいました。

もうダメだと思ったけれども、困っている人を見捨ててはいけない、そんな強い想いで
節さんはすぐに自ら被災者支援のためのネットワークを立ち上げ、被災した地域のみなさんへ炊き出しを行いました。
「自分を育ててくれたふるさとのために、「いまやらなければ誰がやるんだ」と思った」と言います。

それから約5ヶ月間の間、1日も休まず、約15000食の命の食事を届けました。

険しい復興への道のりがどんなに先がみえなくても、ひとりも見捨てない、
そんな熱い気持ちを胸に仲間と一緒に炊き出しやお弁当を作り、被災者に寄り添っていく節さん。


そして数か月が経過し、復興のシンボルとして新生ひまわり亭をオープンすることになりました。

節さんの尊敬する下房漬で有名な故・山北幸さんの108回目のお誕生日という
11 月21日という素晴らしい日を選ばれ、新生ひまわり亭のお披露目会、恩返し(恩送りと仰ってました)という形で開催されました。


全国のみなさまからのご支援いただいたメッセージも展示しながら

地域のお母様方、ボランティアの方々、たくさんの方々がお祝いにかけつけてくださいました。

熊本のお母さん達が作られた、おいしい郷土料理の数々もたくさん並びました。

どの料理もとっても美味しかったです!

私のイチオシは里芋コロッケ。美味しかったです!

これからのひまわり亭はデジタル社会と共生し、YouTubeやSNSで
人吉球磨地域で働くお母さん方にもご協力頂き、
地域で生産されるお野菜を収穫する様子を収録し、
その地元でとれたお野菜を使った「MOTTAINAI料理」や郷土料理を節さんが自ら作る様子などを発信していきます。



これからの旅行形態は観光だけではない。
訪れた先で体験を通じて人と人とが繋がっていき、お互いが価値あるものを生み出す時代になります。

人吉・球磨地域ではひまわり亭を中心として、農泊体験という貴重な体験を通じて
地元のお母さん達が作る料理を食べにきてほしい。そして心も体も元気になってほしい。

そんな想いをもってお母さん達は心からのおもてなしをしてくださいます。

そして宿泊する私達はその農村で収穫されたお野菜を使った余すところなく作られたSDGS料理を食べ、
そこに滞在することで復興支援という形で貢献することができるのです。




東京、大阪、福岡といった都市から集められた我らひまわり亭プロジェクトメンバーは
動画やSNSを作り、その価値ある活動をこれからも広めていきます。

You Tube チャンネル登録頂ければ嬉しいです☆
(私も微力ながらナレーションでお手伝いしております)

asumeshilab.com