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2025年5月、赤坂区民センターで開催された「ひと涼みアワード2025」授賞式にて、
日本ポニーベースボール協会での取り組みが表彰されました。
今回の受賞は、インスタグラムで紹介されたものが熱中症対策アドバイザー部門の優秀賞として評価されました。
私は熱中症対策アドバイザーとして、「監修」として携わらせて頂きました。
このプロジェクトは、環境省・文部科学省・総務省が後援する「熱中症予防声かけプロジェクト」の一環です。
熱中症の取り組みは各チームへ個々のアイディアで実践を促していました。関東連盟所属の将門ポニー(茨城)の例を挙げます。
①各家庭で牛乳パックで凍らせたオリジナルの「氷柱」を作ってもらい、試合当日集めた。
②試合のベンチ裏で、クーラーボックス入れた冷タオルや氷のうを頻繁に首やわきの下に充ててクールダウンを行った。
③常温の経口補水液を準備。飲みすぎない量をコップに入れて試合中に給水した。
④運搬に使った段ボールで大きなうちわを作り、ベンチ内のスタッフが仰いで体温を下げた。冷房器具のない試合会場で役立った。
⑤オロナミンCとポカリスエットを1:1で混ぜた、必勝ドリンク「オロポ」を紙コップに入れで配り、栄養補給に務めた。
将門ポニーの例を挙げるとポニーリーグ全日本選手権大会で全国3位に入賞。
気温30度を超える猛暑で5日間4試合のスケジュールでしたが保護者の準備と対策により選手たちが試合でベストパフォーマンスを発揮、
春の全国大会3位に続く好成績を収めたとのことです。
今回の優秀賞は、日本ポニーリーグ協会のInstagramでの熱中症対策の啓発活動が評価された結果です。
ポニーリーグのみなさんが実践してくださったことが評価された結果です。
関係者の皆様、おめでとうございます。そして一助として携わらせて頂き感謝致します。
今回の取り組みを監修し、対策の基本として以下を伝えさせて頂きます。
「熱中症は、予防できる事故です。特に子どもは大人より体温調整が未熟なため、こまめな水分補給や日陰での休息が欠かせません。
練習中だけでなく、練習前・練習後の体調チェックや、指導者からの声かけが事故を未然に防ぐカギになります。」
保護者や指導者の方々に、ぜひ知っておいてほしい「今からできる熱中症対策」を以下にご紹介します。
水分は「喉が渇く前」にとる習慣を
30分に一度の水分補給を習慣にしましょう。塩分や糖分も含むスポーツドリンクが効果的です。
「いつもと違う様子」に気づく
顔が赤い、ぼーっとしている、口数が少ない…。小さな変化に気づいたら、すぐに日陰で休ませてください。
「暑さ指数(WBGT)」を確認して行動を判断
スマホアプリや環境省の情報を活用して、その日の暑さの危険度をチェック。中止や時間短縮も、命を守る判断です。
子どもたちの「頑張りたい!」という気持ちを守るのは、大人の責任です。
“声かけ”ひとつから始まる熱中症対策が、未来の命を守ります。
将門ポニーのような取り組みが、全国に広がっていくことを願っています。
asumeshilab.com