料理のハードルを低くする料理研究家 yukari
~ Cooking Hardle More Lower ~

ジュニアアスリートにプロテインは必要か否か。

こんにちは。本日もご訪問頂きありがとうございます。

今日のお題は、「ジュニアアスリートにプロテインは必要かどうか。」

ジュニアアスリートのご父兄からよく質問を受けます。
「背を伸ばしたい。」「プロテインを飲ませたいけど・・・。」

結論から言うと、私はあまりプロテインはおすすめできません。
お子様の成長や学年にもよりますが、あくまでも健康食品は補助的な役割。
「ムキムキになるから。」「背が伸びるから。」
健康食品は特効薬ではありません。あくまでも普段の食事で摂れない栄養素を補う補助的な役割です。

たくさん飲めば大きくなるものではありません。

消化吸収には限りがあります。例えば消化できなかったたんぱく質は脂肪として慢性的に蓄積されていきます。
容量を守らず飲む習慣を続けていると、5年先、10年先に肝臓障害が出てくる可能性も捨てきれません。

早い結果を求めて選手生命を早く終えるか、それとも5年先、10年先まで競技ができる身体を選ぶか、
どちらを選ぶかは各ご家庭の方針があるのでお任せします。

だからといって、頭ごなしに「最終的に窒素となってそれを消化吸収するための肝臓や腎臓に負担が大きくかかるからダメ」とは言いません。
各ご家庭の状況やお子様の状況、お悩みはそれぞれです。
必要と思われるのであれば、摂取する選択肢もありだと思います。
その場合は必ず用法と容量を守って摂取してもらえたらと思います。

身体への負担を軽減するためにも普段からの食事が一番重要だということを
アスリードフードマイスターの講座で教えて頂きました。

身体を大きくしたいのであれば、たんぱく質、たんぱく質を合成するビタミンB6やビタミンC、亜鉛といった栄養素を摂ることをおすすめします。
そして背を伸ばしたいと思うなら骨の強化も。
ケガ予防にもカルシウム、マグネシウム、鉄といったミネラル分は多く摂ることをおすすめします。


 

写真は豚キムチおろしうどん。(アスレシピ ママ・特派員&サポーターに掲載)
このおろしを温玉や卵に変えると
たんぱく質や、たんぱく質を合成に必要なビタミン、ミネラルがより効果的に摂れます。
他にも、たくさんの栄養素が含まれています。
豚肉(たんぱく質、ビタミンB1、鉄など)、温玉(たんぱく質、ビタミンB2、B6など)、
ブロッコリースプラウト、ネギ(ビタミンA,C、カリウムなど)、
キムチ(ビタミンB6,C,カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)、​
アミエビ(ビタミンD,カルシウムなど)
ゴマ(ビタミンE、カリウム
など)
たくさんの食材を組み合わせることで、ジュニアアスリートに必要な栄養素を身体に取り入れられるのです。

食事は特効薬ではなく、続けてこそ意味があります。

毎日の食事への負担がかかり、頭を悩ます・・・みなさん、そうです。私もあるあるです。
だからこそ、ゴマをかけたり、乾物でインスタント味噌汁を作ったり。全ての栄養素が摂れるような豚汁を作ったり。
これからの季節は冷凍ものに頼ってもOKです。
食が細ければ、何度かに分けて食べれたらそれでOK. 
補食として、夜食として食べてもいい。(夜は消化のよいもの、私的にはヨーグルトがおすすめ)

ハードルを上げる必要はありませんよ。
その習慣を数週間数か月続けていると自然に大きくなります。

ジュニアの時期は大切な成長過程。
人は人、わが子はわが子です。成長過程にはそれぞれひとりひとりのペースがあります。


何より、「食べること」が苦痛にならないよう、
「楽しんで食べる」ことが一番大事。

楽しんで食べると唾液の分泌も促し、消化がよくなるメリットもあります。
食に興味をもつことを続けていくと、自分で何が合うか、お子さん自身が選べるようになります。
ゆっくり見守っていきましょう。

 

asumeshilab.com